GEOMETRYという会社が誕生したところまで前回は書いてみたのですが。
今回は店舗誕生について書いてみたいと思います。
伊藤まどかと私は三軒茶屋にサロンを持っていました。
楽しくそこを使っていたのですが2年目を迎えて数ヶ月。
ある日突然「あれ??ここもう違うかも・・・」と思った日がありました。
すると伊藤から「今日サロンに行ったんだけどなんかもう終わった気がする・・・」と、私が感じたのと同じことを言うのです。
二人で同じことを感じたとしたらそれはもう答えが出たも同然。
2021年末でサロンを退去することにしました。
次なる場所をどうしようか??
と話していた時に、私は「どういうわけかここ一年くらい表参道、青山界隈にマーキングしている気がするからあのあたりで事務所を構えたい。」ということを伝えました。
小さくてもいい、ボロボロの雑居ビルでもいい。
どうしてもあの地が良いと思ったのです。
その場所で居を構える時。
三軒茶屋もそうだったんですがまずはその地域の氏神様にご挨拶するのが伊藤の流儀。
私もおとなしくそれに倣っています。
今回もその辺りの神社にお願いしに行こうということになり、彼女が最適な神社を地図から選んでくれました。
行ってみてびっくりしたのですが、私はその神社に数回お参りしたことがあり、伊藤と行ったと思い込んでいたんです。
「行ったでしょ、あのとき!!」って何度も言ったけど彼女はずっと首を傾げている。
実際に神社に辿り着いたら「やっぱりここには来てない」というのです。
デジャヴのように私は彼女と一緒に参拝した記憶しかなくてすごく不思議でした。
参拝を終えて、ようやく不動産屋さんに行こうと歩いていたら、なんと現在のお隣さんであるガブリエルペコ(ランジェリーショップです)のオーナー・ペコさんにばったり会いました。
「なにしているの?」と聞かれたので物件を探している旨を伝えました。
すると「隣空いてるよ!」と言うのです。
実はペコさんのお店の右隣の物件を前から見ていて「ここ良いけどね〜路面店なんて高いよねえ」と言ってはいたんですが、そこは既に借り手がついたとかついていないとか。
良いけど店舗を出す気もないしね・・・なんて話をしていたのです。
「お隣は埋まっちゃったみたいだよ」って伝えたら「違うよ、左隣だよ」と言うペコさん。
私はもう20年近くペコさんのお店に行っていますが左隣に部屋があるとはまったく気付いていませんでした。
ちょっと奥まったその物件は私たちにとってとても魅力的でした。
でも予算がな〜〜って内心思っている私たちをペコさんは物ともせず(笑)、即不動産屋さんを呼んでくれたんです。
不動産屋さんがこれまた5分以内に到着して内覧をさせてもらいました。
内覧したらますます気に入ってしまった。
そこでたまたまFacebookを見たら、関西在住のGEOMETRY社長が東京に来ているという投稿を発見。
時間があったら来て欲しいと伝えて翌日3人で物件を見に行ったんですね。
「ここならお店をやってみたい」ということで合意してそのまま申し込みをして、あっという間に審査も降りたというスピード感たるや、自分たちが一番驚いてしまいました。
採算とか実績とか勝算とか。
そういうことを考えたら絶対できない契約でした。
どう考えてもこの流れってすごいなってことだけで決めた私たち。
ある意味、一般常識を鑑みるとみんなネジが外れているともいうのかもしれません。
だめになったら撤退したら良い。
やるだけやろうという話。
そういう決断ができる人たちがいてくれてよかった。
愛するお店に行くたびにそう思うのです。
会社ができて1年。
お店を構えたのは会社設立から9ヶ月後でした。
今では関わってくれる頼もしい仲間も増えてありがたいかぎりです。
特急ヴィーナスだけでいいんじゃないの?って言われることも結構あるのですが、私一人では見ることのできない世界を、GEOMETRYが見せてくれる。
TEAMだからこそできることはたくさんあると思います。
神宮前のお店はまだまだ発展途上ですが、ぜひ遊びにいらしてください。
きっとなにかしら感じてもらえることがあるんじゃないかと思っています。
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